すぐそこにある幸せ

今日は祖父の介護をしている叔父から「祖父の我が侭さは手に負えない」と言う内容の電話を母が受けていました。祖父と離れて暮らす私達には、叔父の愚痴を聞く事くらいしか出来ません。これからも叔父には苦労が絶えないかもしれないですが、精一杯応援していきたいです。
話は変わりますが、「健康」のキーワードの説明の所に、「健康は人生を幸福にする条件の一つです。」と書かれた部分があり疑問を抱いたので、今日はその事を書いてみようと思います。
まあちょっと考えれば分かる事なんですが、この説明だと「健康でない人は幸せになれない」というニュアンスを感じます。さて、これが果たして真なのか。病気をしていても幸せを感じている私を例に、考えてみます。私が感じている幸せ、それは自分にいい所や出来る事が沢山ある事を知っている所から来ています。皆さんは自分のいい所、何個言えますか?私は数えられないほど沢山言えます。一人で食事が出来るし、一人でトイレに行ける。一人で歩く事も出来れば、お風呂にも入れる。目も見えるし耳も聞こえる。言い出したらキリがありません。
今挙げたいい所を、別にいい所でもなんでもない、当たり前な事だと思った方は、幸せな人です。食事、トイレ、風呂等、自分の事は自分でできて、誰にも迷惑をかけずに生きていく事が出来ます。素晴らしい景色や音楽を楽しむ事だってできます。当たり前のように見えて、実はとてもありがたいことなんです。私は自分が出来る事を毎日感謝しながら生きているので、毎日が幸せです。誰が何と言おうと。
健康でない人は幸せになれない、これが真なのかは人によって違うでしょう。しかし少なくとも私は、健康でなくなったとしても揺ぎ無い幸福の中に生きています。それは身近な事に感謝の気持ちを忘れない様心掛けているからです。
皆さんは「青い鳥」の話を知っていますか?幸せの象徴である青い鳥は、結局家の中にいました。幸せは案外自分の中にあるのかもしれません。