捕獲失敗

雨で煮干が流されました。ネコの悲鳴を聞くこともなく仕掛けは解除されました。いや、しかし、結果的には万歳ですよ。雨が降ったおかげでネコが野糞することもなかったし、ネコにお仕置きをして良心の呵責を感じる事もなかったし、動物愛護協会から目を付けられる事もなかったし、いい事尽くめでさぁ。ネコを捕まえるのが目的ではなく、あくまで人とネコとのよりよい共存を望んでの罠設置ですから、ね?元々私はネコアレルギーなもんですから、ネコを愛でる事は私にとって難しい事なんですよ。花粉症の人に杉の木を愛でろ、って位に。だからといって憎しみあうのは利口ではないんです。相手が気持ちよく暮らす為に、自分に何が出来るか。これって私とネコの場合以外にも言えるような気がします。
最近になって急に隣人関係のあり方が問題になって来ているような錯覚を受けますが、私達家族は今住んでいるこの家を建てた頃からその問題に向き合ってきました。世の中確かに色んな種類の方がいらっしゃいますが、これだけは言えます。隣人を困らせることで得られる幸せは、ないです。よりよい地域社会を作り出す為には、相手が何をしてくれるかではなく、自分が何を出来るのか、どういった分野で社会に貢献できるのか、そういった事を積極的に考える事が必要不可欠なんです。自分勝手、好き勝手に生きたいのなら、遊牧民になる位しか選択肢はないような気がします。
人間である以上、ネコの様には生きられません。もちろんネコに人間の道理を押し付けるのもおかしな話。今私はネコとより良い共存関係を築けるように色々と模索している、というわけです。これが対ネコだけでなく、対人間に応用が利く…事もあるかもしれません。